最近、日常生活と糖尿病の報告を見かけることが多くなってきました。
日本で研究され昨年11月米国心臓協会で発表された報告では、徒歩や自転車で職場まで通勤している人よりも電車やバスで通勤している人のほうが過体重・高血圧・糖尿病の割合が低かったそうです。
理由として徒歩や自転車での通勤は距離が短いことが多く、都市部で電車やバスでの通勤は乗り換えなども含め長距離を歩いていることが多いのではないかと考えられます。
さらにオランダの研究1)では、1日当たり座っている時間が1時間増えると2型糖尿病発症のリスクが20%以上増えるという興味深い発表がありました。
普段何気なく過ごしていることでも、ちょっと気をつけることにより糖尿病予防に役に立つという興味深い内容です。
(1)国際医学誌「diabetologia」(電子版)2016年2月2日号)